ご挨拶

平成28年9月期 営業の経過

取締役頭取
取締役頭取 金城棟啓
平素は格別のお引き立てを賜り、誠にありがたく厚くお礼申し上げます。

ここに、第101期(平成28年4月1日~平成28年9月30日)の
営業の概況と決算の状況につきましてご報告申し上げます。

金融経済環境

 平成29年3月期第2四半期連結累計期間(平成28年4月1日から平成28年9月30日まで)の国内経済は、個人消費が消費者マインドに足踏みがみられ、企業の生産活動も横ばいの動きとなるなど、一部に弱さがみられたものの、全体としては緩やかな回復基調が続きました。
 県内経済は、建設関連が人手不足などから建設現場の動きに一服感がみられたものの、観光関連が外国人観光客の増加などから好調を続け、失業率の低下や賃金の上昇といった雇用環境の改善により個人消費も好調に推移したことから、全体としては拡大の動きが強まりました。

営業の経過および成果

 このような環境のもと、中期経営計画「Shared Value 2015」の2年目となる今年度は、お客様の利便性向上のためITインフラの拡充に取り組んだほか、成長分野のサポート強化による取引の拡大やお客様のニーズに合わせた商品の充実に努めてまいりました。
 ITインフラの拡充については、平成28年4月に本部および営業店の役職員にスマートフォン約1,000台を貸与したほか、平成28年8月には全国の銀行では初めての試みとして、営業店配布タブレット端末全台にインターネット電話の「Skype for Business」を導入し、行内外問わず、お客様とダイレクトにコミュニケーションをとれる体制を構築いたしました。また、「じゅうだん会 FinTech 研究会」やブロックチェーン技術活用により24時間365日決済可能な送金システムの構築を目指して立ち上げられた「国内外為替の一元化検討に関するコンソーシアム」へ参加する等、お客様の利便性向上に繋がるサービスの導入に努めています。
 法人ビジネス戦略では、当行提携先である株式会社MHCとの協働により、お取引先の「ローカルハラール認証」取得を支援いたしました。また、「沖縄活性化ファンド」の投融資実行による成長支援のほか、沖縄市と「創業及びスタートアップ支援に係る連携・協力に関する協定」を締結し、県内産業の振興および地域の発展に寄与する取り組みを強化いたしました。
 個人ビジネス戦略では、りゅうぎんリバースモゲージ「ゆうゆう人生60」の対象地域を、これまで那覇市および浦添市に限定していましたが、多くのお客様からご要望を寄せられたことを受け、対象地域を県内全域に拡大しました。また、主に県外在住のお客様向けに、来店不要型カードローン「沖縄大好き」の発売や沖縄県内の賃貸用不動産に係る建築・購入・増改築資金等に対応する新たなアパートローン「沖縄大好き 夢」の発売を開始する等、お客様の様々なニーズにお応えする商品の充実に努めました。
 このほか年々増加する外国人観光客の利便性向上を目的に、平成28年4月に県内金融機関で初めて、ATMでの海外発行カード対応サービスを開始いたしました。今後とも観光客数1,000万人を目指す沖縄県の観光振興にも努めてまいります。
 業容面では、貸出金の中間期末残高は、個人向け貸出が前期に引き続き住宅ローンやアパートローンを中心に増加したことから、前期末を99億84百万円上回る1兆4,755億33百万円となりました。預金等(譲渡性預金を含む)の中間期末残高は、法人、個人は増加したものの、指定金融機関の交代等により公金が減少した結果、前期末を306億31百万円下回る2兆78億57百万円となりました。有価証券の中間期末残高は、債券の売却、償還等により前期末を412億92百万円下回る4,300億17百万円となりました。
 収益面では、経常収益は、貸出金利回りの低下等により、資金運用収益が減益となったものの、国債等債券売却益が増加したことなどから、前年同期を3億45百万円上回る201億85百万円となりました。
 一方、経常費用は、システム関連投資等の増加により、前年同期を5億25百万円上回る158億円となりました。
 この結果、経常利益は前年同期を1億79百万円下回る43億84百万円、中間純利益は法人税率引き下げ等により前年同期を1億14百万円上回る32億49百万円となりました。

当行が対処すべき課題

 地元経済が好調に推移する一方で、他金融機関との競合激化や日銀のマイナス金利導入等、当行を取り巻く環境は厳しさを増しています。
 このような中、当行は、中期経営計画「Shared Value 2015」の諸施策を加速させるとともに、グループ総合力を発揮し、長期ビジョンで掲げる3つの価値「Speed(スピード)」「Solution(問題解決力)」「Sympathy(共感力)」の提供を通じて、お客様から選ばれ、地域から圧倒的な支持をいただけるりゅうぎんグループを目指してまいります。

平成28年9月