選ばれる銀行を目指して

選ばれる銀行を目指して

 金融機関には、地方銀行を始めメガバンク、ネットバンクなどさまざまな形態が存在します。その取扱商品・サービスには大きな違いはありません。にもかかわらず地方銀行が地域に存在し続ける意義とは何でしょうか。
 それは「地域経済の良し悪しに関わらず、お客様との密接なコミュニケーションを通して、必要とされる商品・サービスを持続的に提供できる」からです。この考えは当行の経営理念「地域から親しまれ、信頼され、地域社会の発展に寄与する銀行」や「なが〜いおつきあい」というキャッチフレーズに表現されています。

 今日の金融機関を巡る経営環境は、マイナス金利導入の影響など環境の変化により、これまで以上に厳しい状況が続いています。さらに沖縄県以外の地方では人口減少が進み、地域経済が地盤沈下しています。幸いにも沖縄の人口が減少に転じるには多少の時間的余裕がありますが、基本的な構造は他府県と大差ありません。この構造変化の著しい金融環境を生き抜くには、従来と同じ取り組みでだけでは足りません。環境変化に対応した新しい取り組みが必要です。それにより銀行の収益力の回復を図ってこそ、初めて地方銀行としての役割を果たすことができるのです。

 琉球銀行には先人たちが作り上げてきた「自由闊達な企業風土」が存在します。役職員が変化を嬉々として楽しみ、前向きにチャレンジしていくことでお客様の満足度の向上はもちろんのこと、役職員の生産性向上、銀行全体の収益性・企業価値の向上につながり、銀行を取り巻く全てのステークホルダーにとって、Win-Winの関係の構築につながると考えています。

 新年度よりスタートする新中期経営計画「 Customer Centric 2017」では経済環境の新たな変化を踏まえ、「顧客本位の収益モデル」をキーワードに、銀行のビジネスモデルを再構築していきます。「銀行の常識は世間の非常識」という言葉もよく使われますが、これまでの銀行の常識を捨て、お客様にとって最適な商品・サービスとは何かという観点で、ビジネスモデルを再構築していきます。これが実現できて初めて「お客様から選んでいただける銀行」になれると信じています。