2019/06/14
株 式 会 社 琉 球 銀 行
琉球銀行(頭取 川上 康)では、本年度より人事制度および人材育成体系を改定したことをお知らせします。
1.コース別人事制度の廃止
全行員が人事制度上の制限を受けることなく、個々の能力を最大限に発揮できる環境を構築するとともに、効果的な人材育成を可能とするため、コース別人事制度の廃止により総合職・一般職の区分をなくし、一律の職能資格区分といたしました。
一般職コースの職員は事務職層としての位置づけであり、総合職コースとは異なり、転居を伴う異動の対象外となる一方で管理職への昇格が制限されるなどの違いがありましたが、今般その区分をなくしたことで、一律の職能資格に基づき平等にキャリアアップが可能となりました。
また、コース別人事制度の廃止と並行し、育成のモデルとして「事業性フィールド」(※1)、「リテールフィールド」(※2)の2つのフィールドを設定しました。いずれのフィールドも経営層(支店長以上)へのキャリアアップが可能となっており、今後はフィールド別の育成プランに基づくスキル習得等により、全職員を対象に育成の効率化・早期化を図ってまいります。
琉球銀行では、激変する金融環境へ対応し、よりお客様へ喜ばれ、進化したサービスを提供するため、これまでも専任制度(役職定年制度)廃止や、昇格要件の見直し等を実施し、組織全体のモチベーション向上や活性化を図ってまいりました。今回のコース別人事制度の廃止もそれに連なるものであり、職員のキャリア制限がなくなったことで、各人の能力を最大限発揮できる環境となりました。
2.新入行員育成について
本年度の新入行員(38名)より新たな育成計画をスタートさせました。
本育成計画は、従来3カ月間だった人事部付研修期間を1年間とし、「事業性フィールド」(※1)、「リテールフィールド」(※2)の2つの育成プランに基づき、均一化したプログラムの実施で集中的に成長を促すことを目的としています。
これまでの新入行員は、3カ月間の研修期間で業務知識を中心に学んだ後、本配置となった営業店での実務経験を通じて更なる業務スキルの向上を図る育成体系となっていましたが、今年度からは本部各部による業務知識研修と、営業店・バックオフィスでの実習等による実務研修等、知識・実践の双方を網羅した内容で1年間をかけて育成していく計画といたしました。メインの研修拠点となる「りゅうぎん健保会館」内には営業店の窓口を再現した模擬店舗研修室もあり、今年度より順次導入予定の次期営業店端末(TfACE(ティーフェイス))やお客様呼び出しのEQ(アイキュー)システム等、実際の営業店業務とほぼ同様の体験が可能な環境を備えています。
1年間の研修を経て、2年目の営業店本配置時には「単独で業務遂行が可能」な一人前の人材としてお客様のお役に立つことで、行員自身も自らの成長や仕事のやりがいを実感できるものと期待しております。
琉球銀行では、お客様の多様なニーズに的確にお応えできる体制の構築に向け、引き続き人事制度の見直し、人材育成に取り組んでまいります。
(※1)事業性フィールド:法人や個人事業主のお客様(オーナー層含む)に対し、 融資相談を初め、事業先の潜在的な課題に対するソリューションを提供するフィールド
(※2)リテールフィールド:窓口業務に加え、個人のお客様(オーナー層含む)に対して、ローンや資産運用相談など対話からより良いソリューションを提案しお客様をサポートするフィールド
以上
(お問い合わせ)人事部 人材開発室 担当:藤村 電話:098-860-3968