中期経営計画「Empower 2025」に基づく人材育成強化の取り組みについて

2025/06/06

株式会社琉球銀行

　琉球銀行（頭取 島袋 健）は、中期経営計画「Empower 2025」における重点戦略の一つである「人的資本投資の増強と最適化」に基づき、「すべては沖縄のために。」という考えのもと、高い専門性を持つ人材の育成と、戦略的な配置・循環に努めております。その一環として、今春、部門別、階層別研修の実施や長期育成企画を下記の通りスタートいたしました。

記

1. 本部企画部門向け研修
   4月に実施された本部企画部門向け研修は、課題解決に必要な論理的思考力の習得と、実務への応用力の強化を目的に実施いたしました。研修はロジカルシンキングの講義に加え、実際の業務課題を題材としたグループワークを通じて、課題の抽出から原因分析、解決策の立案、実行プランの策定までを一連のプロセスとして体験する実践的な内容で構成し、課題解決に向けた視座と行動力を高める機会となりました。
   【開催日時】
   　2025年4月22日（火）～4月23日（水）
   【研修受講者】
   　本部企画担当5部署（総合企画部・人事部・事務統括部・営業統括部・審査部）管理職（次長・課長・室長・グループ長）及び担当者 計28名
2. 本部管理職向け研修
   5月の本部管理職向け研修では、特に「部門横断的な視点の醸成」に重点を置き、各部門の役割や課題を相互に理解し合いながら、組織全体としての課題解決力を高めることを目的に実施いたしました。部門の枠を超えたディスカッションや共同課題への取り組みを通じて、全体最適の視点を養う機会を得ました。
   【開催日時】
   　2025年5月26日（月）～5月27日（火）
   【研修受講者】
   　本部管理職（次長・課長・室長・グループ長・センター長）計35名
   　また、これらの取り組みに先立ち、2024年7月には本部管理職を対象とした「マネジメント検証プログラム」を実施しており、管理職層に対する研修を段階的かつ体系的に展開する事で、組織全体としてのマネジメント力の底上げと実行力の強化を図っています。

3. 事業構想プロジェクト研究会
   さらに、2025年度より企画人材育成では初の取り組みとして、琉球銀行のグループ会社を交えた「事業構想プロジェクト研究」をスタートさせました。事業構想大学院大学のカリキュラムを活用し、講師には元スカイマークエアラインズ社長の井手 隆司教授を迎え、発・着・想、戦略的思考、マーケティング、プレゼンテーション技法等を約1年で体系的、実践的に学びます。企業視察やフィールドリサーチを通じて実務に即した知見を深めながら、最終的には1人1件の新規事業構想を立案し、構想計画書を作成・発表します。第1期生として琉球銀行およびグループ会社から10名が選抜され、所属や役職を超えて切磋琢磨しながら構想力と自律的な学びを高めていきます。
   【研究期間】
   　2025年5月～2026年3月（約1年間）
   【参加者】
   　琉球銀行およびグループ会社からの選抜者　計10名

　琉球銀行は、今後も若手から管理職層まで各ステージに応じた人材育成を段階的かつ継続的に推進し、地域課題の解決や地域社会に貢献できる人材の育成と組織力の強化に努めてまいります。

【研修の様子】

以上