2026/04/27
株式会社琉球銀行

琉球銀行(頭取 島袋 健)は、2025年9月に設立した「BORベンチャーファンド3号(運営会社 琉球キャピタル)」を通じて、Qubitcore株式会社(代表 綿貫 竜太、所在 神奈川県横浜市)に出資を実行しましたのでお知らせいたします。
同社は、誤り耐性型汎用量子コンピュータ(以下「FTQC」※1)の社会実装を目指す、沖縄科学技術大学院大学(以下「OIST」)発のスタートアップ企業です。量子コンピュータは、量子力学の原理を利用し、計算を並列処理することで、従来のスーパーコンピュータでは長時間を要する計算を短時間で解決する可能性を秘めており、AI領域や創薬領域など多様な分野で社会課題の解決や新産業創出に貢献することが期待されています。一方、量子コンピュータの基盤技術の一つであるイオントラップ方式※2は、高精度であるものの、スケーラビリティ(性能を維持した大規模化)の確保が課題といわれています。同社は、左記の課題に対して、独自設計の微小光共振器内蔵イオントラップモジュールの開発に取り組んでいます。これにより、高速かつ高効率な量子リンク技術を実現し、離れたQPU※3同士を高品質に接続する事が可能となり、従来のイオントラップ方式におけるスケーラビリティの課題を解決することが可能となります。
今回の資金調達により、FTQCの実装に向けて、微小光共振器を活用した量子コンピュータのエラー訂正技術の確立に取り組む計画です。
琉球銀行は、OISTを起点としたグローバル水準の研究シーズへの出資を通じて、沖縄におけるディープテック産業の育成や人材循環の促進、地域経済への新たな付加価値創出に貢献していきます。
加えて、本ファンドを通じて、地域を超えて社会課題の解決や新産業の創出に挑む起業家を後押しし、持続可能な成長と価値創造に貢献してまいります。今後も地域金融機関の枠を超えたスタートアップ・エコシステムの中核的存在を目指してまいります。
※1.FTQC:Fault-Tolerant Quantum Computer. 計算エラーを大幅に抑制し、大規模な計算が可能な次世代量子コンピュータ
※2.イオントラップ方式:真空中で電極を用いた電磁場によってイオン(荷電粒子)を空間に浮遊・保持(トラップ)し、それを量子ビットとして利用する技術
※3.QPU:Quantum Processing Unit. 量子計算を行うプロセッサ部分
1. 出資先の概要
| 企業名 | Qubitcore株式会社 |
|---|---|
| 代表取締役 | 綿貫 竜太 |
| 所在地 | 横浜市西区みなとみらい二丁目2番1号横浜ランドマークタワー7階 |
| 設立 | 2024年7月11日 |
| 事業内容 | イオントラップ方式量子コンピュータの研究・開発 |
| ホームページ | https://qubitcore.jp/ |
2. BORベンチャーファンド3号の概要
| 名称 | BORベンチャーファンド3号投資有限責任組合 |
|---|---|
| ファンド総額 | 20億円 |
| 契約締結日 | 2025年8月15日 |
| 存続期間 | 2025年9月1日から10年間 |
| 出資者 | 株式会社琉球銀行 株式会社琉球キャピタル |
| ファンド運営会社 | 株式会社琉球キャピタル |
| 投資形態 | 株式による出資(株式・種類株・新株予約権付社債等) |
| 投資対象 | 県内外の創業初期(シード)から成長後期(レイター)までの全ステージ |
以上
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(お問い合わせ) |
法人事業部 スタートアップ・海外ビジネスグループ |
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担当:新田・髙良・請蔵 電話:098-860-3454 |
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