2026/07/10
株式会社琉球銀行

琉球銀行(頭取 島袋 健)は、2025年9月に設立した「BORベンチャーファンド3号」を通じて、株式会社AlgaleX(代表 高田 大地、所在 沖縄県うるま市)に出資を実行しましたのでお知らせいたします。
同社は、2021年の創業以来、沖縄の伝統産業である泡盛の製造過程で生じる廃棄物「泡盛粕」を独自のAI培養制御システム「Touji-24」で活用し、DHAと旨味成分を高含有する食用藻類「うま藻(UMAMO)」を生産・販売する沖縄発のサステナブルフードテック企業です。
同社の技術は魚に依存しないDHA供給という世界的課題へのソリューションとなりうるものであり、ICC KYOTO 2024 Food and Drink Award 優勝、J-Startup Okinawa 2025選出など、そのイノベーション性が高く評価されています。
今回の資金調達により、独自のAI培養制御システム「Touji-24」の研究開発、技術を横展開するバイオファーム事業、そして「育て屋」を担う人材の採用と組織・ブランド構築に取り組む計画です。
同社はこれまでに泡盛粕を活用した食用藻類の製造方法について特許を取得しており、長年の研究に裏付けられた独自技術の優位性が知的財産の観点からも証明されています。世界的な魚資源の枯渇や食料安全保障への意識の高まりを背景に、植物性DHAの代替需要は国内外で拡大しており、更なる市場展開が期待されます。また、泡盛粕という沖縄固有の未利用資源を新たな産業価値に転換する同社の取り組みは、泡盛産業の持続的発展にも貢献するものです。
同社のバイオファーム事業によって蓄積するノウハウは、GW2050 PROJECTSが掲げる「沖縄の亜熱帯性環境と研究技術を組み合わせた藻類培養モデルの確立・展開」に資する可能性を持つものであり、同社の取り組みは沖縄発の成長産業モデルとして大きな期待が寄せられています。
琉球銀行は本ファンドを通じて、地域を超えて社会課題の解決や新産業の創出に挑む起業家を後押しし、持続可能な成長と価値創造に貢献してまいります。今後も地域金融機関の枠を超えたスタートアップ・エコシステムの中核的存在を目指してまいります。
1. 出資先の概要
| 企業名 | 株式会社AlgaleX |
|---|---|
| 代表取締役 | 高田 大地 |
| 所在地 | 沖縄県うるま市州崎12-75 沖縄健康バイオテクノロジー研究開発センター内 |
| 設立 | 2021年3月 |
| 事業内容 | AI培養技術「Touji-24」を起点とした、食用藻(うま藻)/バイオファーム/機能性 飼料/水産ファームの各事業 |
| ホームページ | https://umamo.jp/ |
2. BORベンチャーファンド3号の概要
| 名称 | BORベンチャーファンド3号投資有限責任組合 |
|---|---|
| ファンド総額 | 20億円 |
| 契約締結日 | 2025年8月15日 |
| 存続期間 | 2025年9月1日から10年間 |
| 投資形態 | 株式による出資(株式・種類株・新株予約権付社債等) |
| 投資対象 | 県内外の創業初期(シード)から成長後期(レイター)までの全ステージ |
以上