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第15回(平成18年度)

紅型デザインコンテスト

りゅうぎん紅型デザイン公募展

沖縄県の伝統工芸の一つである紅型の振興と若手工芸家の育成ならびに紅型デザインの新しい領域を追求していくことを目的に、「りゅうぎん紅型デザインコンテスト」を毎年開催しています。応募作品は展示会で発表するとともに、入賞作品については当行のカレンダーや通帳、広報物などに広く活用しています。

※りゅうぎん紅型デザイン公募展は、第17回(平成20年)より、りゅうぎん紅型デザインコンテストに名称を変更しています。

※画像をクリックすると拡大表示します。

大賞 技術賞
スーマンボースー=雨はずっと降っていた= 風の詩
「スーマンボースー=雨はずっと降っていた=」
坂本 友紀
「風の詩」
当真 順子
デザイン賞 奨励賞
月下の華宴 蝶、桜(ハベルザクラ)
「月下の華宴」
真栄城 之枝
「蝶、桜(ハベルザクラ)」
宮里 けい子
奨励賞 第15回記念特別賞
木もれびの中にみつけた-いやしの里山
「木もれびの中にみつけた-いやしの里山」
大城 則子
「夏の涼しさ」
竹中 亜沙美

 

審査講評

大賞「スーマンボース-=雨はずっと降っていた=」

テーマのユニークさに驚嘆させられた。画面を二分し、上部には、ダイナミックな斜線と植物や木の葉が強風にさらされる雨降りの様子が描かれ、下部には、樹木とそれに配された花・鳥がカラフルに表現されている。また中央部には、傘の形体の枠に配された芭蕉・花々・蝶がリズミカルに構成され、画面を一層引き立たせている。

審査講評 神山 泰治
(琉球大学名誉教授)

技術賞「風の詩」

ヘルマンヘッセの詩から風の視覚化に挑んだ作者の意欲が、画面からひしひしと伝わってくる。黄色地に、各色で織りなす花々と蕾が、リズミカルに構成された佳作。また蔦の絡みあっている様子をダイナミックな曲線で、動的に表現し、風が舞っている様が魅力的である。

審査講評 神山 泰治
(琉球大学名誉教授)

デザイン賞「月下の華宴(はなえん)」

一夜にしか咲くことができない花々のはかなさといとおしさを表現。さがり花を主体に月下美人と月見草のコンビネーションが巧みに表現され、詩情性豊かな絵画作品をみているようである。色調が渋く落ち着きのある配色で構成されて心が癒やされる作品。

審査講評 神山 泰治
(琉球大学名誉教授)

奨励賞「蝶、桜(ハベルザクラ)」

全体的に明るい色調の配色で好感のもてる作品。水紋の流麗な線が画面に動きをもたらし心地よい。特に蝶の触覚を大胆に伸ばし、画面に変化をもたらした点、心にくい表現。水の流れを強調した曲線による造形に魅了される。

審査講評 神山 泰治
(琉球大学名誉教授)

奨励賞「木もれびの中にみつけた-いやしの里山」

生まれ育った地を懐かしむように描いた心象風景。遠景に青い空、青い海に浮かぶ島の山々、近景には、木漏れ日の様子、花々や木の葉が画面いっぱいにリズミカルに配され、その合間に、トンボや鳥たちが飛んでいて、まさしく癒やしの空間を表出している。

審査講評 神山 泰治
(琉球大学名誉教授)

第15回記念特別賞「夏の涼しさ」

高校生らしく既成の紅型紋様にとらわれず、自由な発想でデザインされた作品。夏を代表する植物の向日葵(ひまわり)を前面に押し出して暑さを象徴し、白抜きの型に柔らかい色調で描かれたカーネーションと、青い横長の雲形の存在が涼感を誘う。

審査講評 神山 泰治
(琉球大学名誉教授)