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第19回(平成22年度)

紅型デザインコンテスト

りゅうぎん紅型デザインコンテスト

沖縄県の伝統工芸の一つである紅型の振興と若手工芸家の育成ならびに紅型デザインの新しい領域を追求していくことを目的に、「りゅうぎん紅型デザインコンテスト」を毎年開催しています。応募作品は展示会で発表するとともに、入賞作品については当行のカレンダーや通帳、広報物などに広く活用しています。

※りゅうぎん紅型デザイン公募展は、第17回(平成20年)より、りゅうぎん紅型デザインコンテストに名称を変更しています。

※画像をクリックすると拡大表示します。

大賞 技術賞
海底遺跡 月あかり
「海底遺跡」
千葉 なな恵
「月あかり」
金城 宏次
デザイン賞 奨励賞
天川(あまかー) アザハタの根
「天川」(あまかー)
島袋 悦子
「アザハタの根」
近藤 裕子
奨励賞  
琉球 sea  
「琉球 sea」
有馬 憂莉
 

 

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海底遺跡
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月あかり
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天川
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アザハタの根
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琉球 sea
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審査講評

大賞「海底遺跡」

文字通り、海底の魚貝やサンゴ、イソギンチャクなど、色とりどりの生命を育(はぐく)む世界を絵画的にバランスよく仕上げて、完成度は抜群である。  太陽の光を受けて輝いている水面をのぞかせ、そこから黄色いチョウチョウ魚の大群が海底へむかって末広がりの扇子を逆さにしたような構図、そこにダイナミックな動きを感じさせた。配色や構成にも独自な工夫が見られた。ただタイトルの「海底遺跡」の遺跡というよりも楽園・パラダイスを想起させるが、そこには作者の遺跡への幻想があると見るべきか。

審査講評 星 雅彦
(美術評論家)

技術賞「月あかり」

全体のブルーの色調には夏の夜のイメージが伝わる。月あかりにくっきりと浮かぶカスミソウやクロトンのあいまに、多くのガが舞っていて、微(かす)かに羽音が聞こえてくるようだ。全体から幽玄の深い余情を感じさせる。その上、陰影の深さが魅力となっている。作者はこれまで、りゅうぎん紅型デザインコンテストの常連で、大賞こそ受けていないが、受賞歴は最多だ。そうしたひたむきなベテランの存在は貴重である。

審査講評 星 雅彦
(美術評論家)

デザイン賞「天川(あまかー)」

琉球舞踊の「天川」は、しなやかな手踊りの中に乙女の恋心の躍動感を表現している。もう一つは牽牛と織姫にまつわる天の川伝説を作品に色濃く投影しているといえる。夜空と琉舞の「天川」のイメージを重ねて、花弁やチョウなどをちりばめた造形には、しっとりとした装飾品が加味されていた。

審査講評 星 雅彦
(美術評論家)

奨励賞「アザハタの根」

その画面は、多種多様の魚の饗宴(きょうえん)を感じさせる。阿嘉島の北浜(ニシバマ)の一角にダイバーたちに通用している「アザハタの根」という魚の楽園があるという。  そのダイビングスポットに作者は水深26メートル潜って、アザハタの大魚が2尾向き合っているの を目撃する。アカシマシラヒゲエビがアザハタの開いた口の中を出入りして不純物を食べてクリーニングしている様子に遭遇したのだ。その情景を率直に描き、思い出の体験が功を奏した。期せずして、紅型の一つの可能性に挑戦している。

審査講評 星 雅彦
(美術評論家)

奨励賞「琉球 sea」

若さの思い切りと、瞬間的なひらめきを活用している。現実にあり得ないもの同士を融合させて、一種のコラボレーションによって、大胆な1こまを造形している。 
例えば海中に、デイゴの花をはめ込み、色鮮やかな海底に魚・海草・イソギンチャクなどを描き、とりわけ大きな海亀を登場させる。その広げた両翼に紅型模様を施して、絢爛(けんらん)さを倍加させている。
作者は首里高校生で、初出品・初受賞である。その海底のドラマと同様に、今後の多様な可能性は無限大であろう。

審査講評 星 雅彦
(美術評論家)